超簡単熱中症対策
暑かったり寒かったりと気温の変化が激しくなっています。
寒さもこたえますが、まだ身体が暑さになれていない春は、熱中症のリスクが高まります。
熱中症対策で水分補給や睡眠も大切ですが、万全を期すために毎朝するかしないかで違いが出るのが朝食です。
どんな朝食をとれば良いのか。
先ずは、何も食べないよりはパン1枚でも食べて下さい。
なぜかと言うと、食べ物には水分が含まれているのと、食べ物を燃やしてエネルギーを作り出すときに、副産物として水(代謝水)も作るからです。
ただし、バランスのとれた食事をすることで最大の効果が得られますので、「食べないよりはまし」という程度と思っておいて下さい。
効果をもたらす朝食とは
シンプルな組合せでOKです。
それは、「ごはん」と「みそ汁」の組合せ。
なぜ、この組み合わせなのか。
1.水分補給とミネラル摂取
食品にはもともと多くの水分が含まれています。
たとえば、
・ごはん → 約60%が水分 ※食パン約38%
・野菜 → 約90%以上が水分
・みそ汁 → 水分たっぷり
つまり、食事をすることで自然に体の中に水分が入るのです。
またごはんやみそ汁には、ビタミン・ミネラルが含まれています。
ビタミンB1は、疲労回復に、ナトリウム・カリウムやマグネシウムは、体液のバランス維持に、マグネシウムは筋肉の働きを正常に保つのに必要です。
ごはんとみそ汁は、これらがバランスよく含まれている組合せなのです。
2.エネルギー補給
朝食で摂取する炭水化物(ごはん)は、エネルギーを効率的に供給し、活動的な一日のスタートを支援します。
これにより体温調節がスムーズに行われ、熱中症リスクが低減されます。
エネルギーが不足している状態では、身体の機能は上手く働きません。
3.代謝水が作られる
私たちの身体は食べ物(糖質・脂質・たんぱく質)を燃やしてエネルギーを作り出すときに、副産物として水を作ります。
この水を、代謝水と言います。1日に約300ml程度作られます。ただし、食べる量が少なかったり、欠食したり、偏ったバランスの食事をすると、代謝水の量は減ってしまいます。
ということで、朝食にごはんとみそ汁をとることで、水分をはじめ、ビタミン・ミネラルや活動に必要なエネルギーをとることができます。
私たちの体は、朝起きた状態ではエネルギーも水分も不足している状態です。
きちんと補給しない状態で動けば、エネルギー不足で疲れやすく、体温調整機能も上手く働きません。
車と同じで、燃料がなければ止まる(疲れやすい)し、水がなければオーバーヒート(熱中症)します。
シンプルな組合せでOKですので、ぜひ朝ごはんをもりもり食べて下さい。
朝からみそ汁はめんどくさいと言う方は、前の日の晩に多めに作ったり、フリーズドライや生みそタイプのものでもOKです。
切干だいこんや、乾燥わかめ、カットネギや冷凍ほうれん草などを足すのもおすすめです。
ごはんを「ぶづき米」や「雑穀ごはん」にすると、より効果的です。
朝はパンという方は、食パンや菓子パンだけですませずスープを一緒にとると良いでしょう。
本格的な夏を迎える前に、朝ごはん習慣を定着させて下さい。
#熱中症対策#ごはん#みそ汁#ぶづき米#雑穀ごはん