早食いがもたらす影響をご存じですか
皆さんの食事時間はどれ位ですか。
朝は時間がなく、昼は忙しくて食事に時間をかけていない方が多いのではないでしょうか。
今回は、早食い=噛む回数が減る ことによりもたらされる影響についてをお伝えします。
① 消化・吸収に悪影響
速く食べると 噛む回数が減り、消化・吸収に負担がかかります。よく噛むことで唾液が出て、消化酵素が分泌され胃や腸の負担が軽くなるのですが、早食いをしてしまうと消化酵素が十分分泌されません。結果として、胃もたれや腸の不調を起こしやすくなったり、身体の成長にも影響します。
② 血糖値の急上昇 → 太りやすく、健康リスクが増える
速食いは 血糖値を急激に上げる ため、インスリン(血糖を下げるホルモン)が大量に分泌されます。これが続くと 脂肪を溜め込みやすくなり、肥満や糖尿病のリスクが高まる ことにつながります。
③ 食べすぎの原因になる
脳が「満腹」と感じるまでには 約20分かかる と言われています。早食いをしてしまうと、満腹感を感じる前に 必要以上に食べてしまう ことが多く、食べすぎの原因になります。
④ 食の楽しみが減る → 心の満足感が低下
食事は空腹を満たすだけのものではなく、 香り・食感・味を楽しむことも大事 です。食材の一つ一つを感じながらじっくり味わうことで、心の満足感も高まります。
⑤ 腸内環境が悪化しやすい
食物繊維をしっかり噛まずに飲み込むと、腸での消化・発酵がスムーズにいかず、腸内環境が悪化しやすくなります。また未消化のたんぱく質が腸内に送られると、悪玉菌のエサとなり腸内環境が悪化。便秘や下痢、腸のガス溜まり などのトラブルを起こしやすくなります。
食事は「適度な時間」をかけて楽しむのが大事!
最近タイパという言葉をよく耳にしますが、 「食べる時間を削ること=効率的」 と思ってしまうと、結果的に 健康を損ね、逆にパフォーマンスが落ちる ことになりかねません。
短時間でも よく噛み、食材を味わいながら食べること を意識してみて下さい。
流しこむ様に食べるよりは、健康的で満足感の高い食事ができますよ!
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