冬の日照不足が食欲増進に!?

先週とある情報番組で、冬の日照不足が食欲増進に繋がっているって報じてました。

お正月太りはこれが原因の一つであるみたいな。

これには、脳内の神経伝達物質である「セロトニン」が関係しています。

確かにセロトニンの分泌には、日光を浴びることは欠かせません。

冬は日照時間も短いので、日光を浴びる時間も減るでしょう。

でも原因はそれだけなんでしょうか。

セロトニンの分泌には、朝食をしっかり摂ることも重要なんです。

そしてセロトニンの素となる「トリプトファン」を食事から摂ることもが超重要なポイント。

トリプトファンとは、人間の健康維持に欠かせない必須アミノ酸の一種です。

セロトニンを作り出す、唯一のアミノ酸です。

トリプトファンを多く含む食品は、大豆製品、乳製品、バナナやナッツ類なんですが、なにより現代の日本人が食べる量を減らしている穀物にも含まれています。そうお米や雑穀にも含まれているんです。

じゃあ大豆製品や乳製品などをしっかりとれば良いんじゃないのって思われますよね。

でもそれって、たんぱく質や脂質過多になって胃腸に負担をかけ、腸内環境を悪化させる原因にもなります。

やはり一日3食バランスよくお米をしっかり食べることで、代謝を落とさず腸内環境も良くしながら、セロトニンの分泌に繋げたいです。

より効果を得るなら、雑穀ごはんやぶづき米にするのがおすすめです。

お米と大豆製品の組み合わせというと、ごはんとみそ汁の組み合わせですよね。

みその原料は、大豆、麹(米・麦・大豆)、塩ですので、トリプトファン含まれてます。

ごはん+具沢山のみそ汁を基本にすれば、トリプトファンは効率よく摂取できます。

年末年始は、いつもと食事のパターンも変わります。ハレの日の食事は脂質も多いので太る原因にも。

脂質の多い食事は、胃から「グレリン」という食欲亢進や脂肪蓄積などの生理作用があるホルモンが分泌され、肥満やメタボリックシンドローム、2型糖尿病など様々な病気の要因ともなります。

炭水化物(ごはん)のない食事は、カロリーは低く見えますが、脂質の割合が高くなってしますので、上記の様にごはん+具沢山みそ汁が基本で、おかずは少しにしてみて下さい。6(ごはん):4(みそしるとおかず)の割合で。

それともう一つ重要なこと。それはよく噛んで食べること。

咀嚼をしっかりすることで、栄養の吸収を高め、消化の負担を減らします。

おもちは太るって言われますが、確かに血糖値は上がりやすい食べ物ですが、早食いになりがちなのも太る原因です。

おもちを食べるときは、食物繊維が豊富な食品や、酢の物・乳製品・大豆製品などと一緒によく噛んで食べることを意識すると、食後の血糖値の上昇が緩やかになり、太りにくくなります。

バランスを考え、よく噛んで、ムラなく食べれば太りにくいんです。

 

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