ジュニアアスリートと睡眠
ジュニアアスリートにとって食事は重要ですが、あわせて重要なのが睡眠です。
10~14歳の時期は、個人差はありますが運動能力はどんどん上がる時期です。
それはある意味あたりまえのことで、さらにパフォーマンスを上げるには睡眠がしっかりとれているかがカギとなります。
睡眠不足の蓄積は、どこかで爆発し故障の原因やメンタルへ影響したりします。
睡眠の効果
睡眠の効果をあげてみます。
・脳と体の疲れをとる
・身体の成長や老化予防
・病気の予防
・記憶の定着 ←ジュニアアスリートにとっては学業も重要ですので、学習の効率が上がります。
睡眠不足の影響
睡眠不足が及ぼす影響は、
・疲労感(いつも怠い、直ぐに疲れる)
・メンタルが不安定(イライラなど)
・判断力が鈍る(適切な判断ができない、遅い)
・太りやすい(無駄な脂肪になりやすい)
ということで、睡眠が不足すると身体の成長が十分にできず、情緒不安定になり、適正な判断ができなかったり、無駄な肉がついたり、学力に影響したりなど良いことはありません。(ダイエットしてても睡眠不足だと痩せない、一夜漬けの勉強は意味がない)
睡眠周期
我々の睡眠周期は平均90分周期が1サイクルと言われており(70~110分と個人差がある)、ノンレム睡眠とレム睡眠を交互に繰り返しています。
入眠後まもなくはノンレム睡眠で、脳の休息をし、情報の整理や、不要な情報の消去、身体のメンテナンス(細胞の修復、疲労回復、成長)をしています。
レム睡眠は体は休んでいるが、脳は活発に動いている状態で「夢」を見ているのもこの時だと言われています。このタイミングで、必要な記憶の定着と大量の情報処理をしています。
レム睡眠は、身体を休める時間でありながら、脳を起こす準備でもあります。起きるのはレム睡眠のタイミングで。
ということは、起床時間から逆算して就寝する時間を決めると朝、スッと起きるのです。
睡眠コアタイム
入眠直後の最初のノンレム睡眠時、3~4時間を睡眠コアタイムと言います。
この時間に最も多くの「成長ホルモン」が分泌されます。
成長ホルモンの働きは、骨や身長を伸ばす・筋肉の強化、肌や筋肉・骨の修復、脳の疲労回復、代謝のコントロール、脂肪の燃焼、病気への抵抗力など多岐にわたります。
この睡眠コアタイムを充実させるためにも、6:4の食事、入浴(ちゃんと浸かる)などが必要です。
が最も重要なのがスマホやタブレットなどを寝る直前まで使わないことです。
スマホ社会において中々難しいと思いますが、スマホなどのブルーライトには、強力な覚醒作用がありますので、質の良い睡眠の妨げになります。
ここは、親御さんと御子さんとのコミュニケーションが大切ですね。
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