旭リトルシニア「ジュニアアスリートとごはん」セミナー開催
12月16日(土)大阪旭リトルシニア様主催で、「ジュニアアスリートとごはん」というテーマでセミナーをしました。
前回はお母さんだけでしたが、今回は選手3名にも聞いてもらいました。
身体づくりになぜごはんが良いのか、どう食べれば良いのか、組合せはどうしたら良いのかなどお話しました。
最後にアンケートを記入していただいた中で、いくつか質問をいただきましので、答えていきます。
今回はコレ。「パンよりご飯がいいのはなぜ」という質問をS.Hさんからいただきました。
大前提としてパンを食べてはいけないという訳ではないということをご理解下さい。
パンよりごはんが良い理由ですが、
①ごはんは脂質が少ない
②ごはんは余分な添加物が入らない
③ごはんは血糖値の変化が緩やか
④ごはんはアミノ酸スコアが高い
などが上げられます。
①ごはんは脂質が少ない
100g当たりの脂質の量ですが、パンは4.4g(39.6kcal)、ごはんは0.3g(2.7kcal)です。
パンの場合は、ここにバターやマーガリンの脂質が加わり、さらにおかずなどの脂質が加われば脂質の量はさらに増えます。
ごはん自体は脂質が少ないので、おかずの脂質を気にしすぎることなくコントロールしやすいです。
脂質が少ないことで、消化のスピードが速く、胃腸にも負担がかからず、効率良くエネルギー源となります。
②ごはんは余分な添加物が入らない
お水だけで炊けるお米は、余分な添加物が入らないので、安心して食べれます。
スーパーなどで販売されている大量生産のパンは加工食品です。
塩分や脂質・糖質の他にも添加物が使われています。(イーストフード・乳化剤・ビタミンCなど)
子供の主食として添加物のないごはんと添加物の多いパン、どちらにするかは明白ですよね。
③ごはんは血糖値の変動が少ない
粒食であるごはんは、パンよりも血糖値の変動が緩やかです。
腹持ちがよくエネルギー源として持続力があります。ですから、エネルギー切れをおこしにくく、体力や集中力の持続や学業の面でもよい影響を与えます。
④ごはんはアミノ酸スコアが高い
食品中に含まれる必須アミノ酸のバランスを評価したものを「アミノ酸スコア」と言います。
アミノ酸スコアは100に近いほど良質なタンパク質食品ということになります 。
お米は「60」、小麦は「35」です。
アスリートにとって、たんぱく質は重要です。ごはんは低脂質でたんぱく質も摂れますので、主食として最適ですよね。
ごはんは、代謝の基でありたんぱく質も含まれています。そしてビタミン・ミネラル食物繊維など副栄養素も豊富です。アスリートにとって必要な栄養素が全て摂れるマルチ食材なのです。
pこの様なことから、主食にはパンよりもごはんをおすすめします。
ただし、最初にも述べたようにパンを食べてはいけないという訳ではありません。
パンに偏る、食べ過ぎるのはおすすめできませんが、食は楽しむものなので、週に1回などハレの日とケの日を決めて楽しむのはいかがでしょうか。
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