お魚とお肉とのバランスは?
「お魚とお肉のバランスはありますか」という質問をいただきました。
今回はこの質問にお答えいたします。
バランスはあります。ではどんなバランスなのか。
①栄養素の面から
②ごはんをおいしく食べるために
③好き嫌い(食わず嫌い)をなくす
の3つの視点からお話します。
①栄養素の面から
アスリートにとってたんぱく質は重要な栄養素です。お魚もお肉もアミノ酸スコアは100なので、質の良いたんぱく質です。
しかし動物性のたんぱく質は脂質やコレステロールが高いものが多いですが、お魚は比較的脂質やコレステロールの量は低めです。
さらにお魚はDHAやEPA、身にはカルシウムやビタミン、タウリンなど体に必要なものがいっぱい含まれています。
中学生の時期に特に意識してとってほしい栄養素は、カルシウムと鉄分です。
カルシウムは骨を作るだけではく、脳と筋肉をつなぐ神経系の伝達や筋肉の収縮などにも利用されますので、お魚は最適な食材です。
②ごはんをおいしく食べるために
基本、ごはん:具沢山みそ汁+おかず=6:4のバランスで食事を摂ることをおすすめしています。
一日の摂取カロリーの6割をごはんで摂るために、おかずの存在は大きいです。
おかずは、たんぱく源の不足を補うだけでなく、ごはんを美味しく食べるためのお供でもあります。
毎日お肉のおかずでは、飽きてきてごはんを美味しく食べれないっていうことにもなる可能性はあります。
ですから、お昼はお肉のおかずなら、晩はお魚。昨日の晩はお肉だったから、今日はお魚という感じで味の変化、見た目の変化をつけ、楽しく美味しく食べることが、ごはんをしっかり食べることにも繫がります。
③好き嫌い(食わず嫌い)をなくす
将来進学して寮生活、遠征や合宿など自分の好きなものだけでの食事ができな場面に直面します。
そんな時、お魚(お肉)は嫌いだから食べないというのはダメですよね。
筋肉・骨・血液の基になるたんぱく質は、とても重要な栄養素です。
どんな状況でもしっかりと食べて、エネルギーを補給し、身体を作り、ダメージから回復することが、本来のパフォーマンスを発揮することに繋がります。
今のうちから様々な食材に触れておくことも大切です。
以上のことから、お肉やお魚に偏らずに献立を考えてみて下さい。
あまり神経質になることなく、週に何回はお魚とか、上記の様に昼は鮭だったから夜はお肉とかの感覚で。
疲労が激しい時は、脂質の少ないお魚の主菜にして、消化吸収に負担をかけないなどしていただくと良いです。
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