もうすぐ梅雨の季節「不調」にならないようにお米生活
5月も下旬となり、そろそろ梅雨入りの季節となってきました。
梅雨の時期に体調不良をおこす方が増えます。
「頭痛」「めまい」「倦怠感」「気分がのらない」「むくみ」などなど。
主な原因として挙げられているのが、
・自律神経の乱れ
・ストレス
・新陳代謝の低下
です。
自律神経の乱れは、気温や気圧の変化の頻度が多く湿度が高いことで起こります。外気と屋内の温度・湿度の差、雨に濡れて身体が冷えるなどで、交換神経が体温を保ったり、副交感神経が熱を逃がそうとしたりと、目まぐるしく入れ替わることで、自立神経が疲労して起こります。
ストレスは、雨が続き多湿となることでの不快感。日照不足により、日光に当たってできる神経伝達物質の量が減少することで、気分がのらなかったり、倦怠感を起こします。
新陳代謝の低下は、自律神経の乱れや、ストレスによって起こります。体に水分が偏って集まることで、むくみや頭痛、めまいなどの原因となります。
予防・対策は
これらを予防するためにすることは、簡単にいうと「規則正しい生活」です。
・早寝早起き(十分な睡眠)
・適度な運動
・こまめな水分補給
・質の良い睡眠
・冷たい物を摂り過ぎない
・シンプルでバランスのよい食事
などが挙げられます。そして最近よく言われるのが「暑熱順化」です。
暑熱順化は、汗腺を冬モードから夏モードにすること。しっかりと汗をかける状態にすることです。
軽い運動したり、湯船に浸かる入浴をすることで、汗をかくことで体を暑さにならします。
しっかり汗がかける状態であれば、体に熱がこもることなく、自律神経の乱れを抑えれます。
ここがポイント
そして最も重要なのが、シンプルでバランスのよい食事です。
どんな食事かといいますと、ごはん+具沢山みそ汁の組合せです。
ごはんなどの穀物には、必須アミノ酸である「トリプトファン」を多く含んでいます。このトリプトファンが基となり幸せホルモンといわれる「セロトニン」が脳内で作られます。セロトニンが充実すると、幸福感を得られるだけではなく、ストレスの軽減や睡眠の質の向上作用や、自律神経の切り替えもスムーズになります。
逆に不足すると、不安になったり、落ち込みやすくなったりするほか、目覚めも悪くなり、集中力も低下します。 また、自律神経の切り替えもスムーズではなく、スッキリ目覚めれなかったり、怠かったりします。
そして昼間活躍したセロトニンは、睡眠ホルモンである「メラトニン」の原料となります。メラトニンには、季節のリズム、睡眠・覚醒リズム、ホルモン分泌のリズムといった 概日リズムを調整する作用があります。
その他にも抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促したり、疲れを取ってくれるために、病気の予防や老化防止にさまざまな効果を持つと考えられており、注目されているホルモンのひとつです。
ですから自律神経のバランスや質の高い睡眠のための鍵となる「トリプトファン」をしっかり摂れる食事をする事が必要です。
トリプトファンは、穀物や大豆製品、卵、乳製品などに含まれています。
穀物と大豆製品の組合せである「ごはん」と「みそ汁」の組合せは最高なのです。
具沢山のみそ汁を飲むことで、
・胃腸を温めれます
・野菜の栄養を余すことなく汁ごと摂れるので、水分代謝を促すカリウムも摂れます
・発酵食品のみそや食物繊維を摂ることで、腸の状態が良くなります
「心」も「体」も食べた物で出来ています。全ての起点となっている食事を疎かにすると、様々な所に影響を及ぼします。
ですから、「1日3食」「よく噛んで」食べること。
特に朝ごはんはとても重要なので、朝は食べないという方は、先ずは何か口にすることから始めましょう。そして徐々に習慣化していき、バランスのとれたシンプルな朝食を目指しましょう。
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