グルテンフリ~特別栽培米オリジナル米粉~

近年グルテンフリー食の人気の高まりで、米粉の需要が増えております。

政府も米粉の需要促進に注力していますが、そもそものきっかけは日本人の米離れにあります。

下の図は、日本人一人あたりの年間消費量を表したグラフです。

昭和37年には年間118.3㎏、月に約9.8㎏消費していたのが、令和4年には年間50.9㎏、月に4kgしか消費していません。

さらに1日あたりにすると昭和37年には300g(2合)を消費していました。しかし現代では130gしか消費していません。

余談ですが、下記グラフが糖尿病患者数の推移を表したグラフです。

自動車普及率と比較したグラフですが、上記のお米の消費が減りだした頃から、糖尿病患者数は増加し始めています。

食事の内容と適度な運動が、糖尿病、生活習慣病に大いに関係することが推察できます。

お米をしっかり食べて、日本人の体質にあった食生活をすれば、生活習慣病予防つながります。

日経Goodayより参照

さてそんな米余りな状況を打開するためや、休耕田を利用するために米粉の普及が始まりました。

米粉って

米粉とは、お米を細かく砕いて粉状にしたものです。

お米はこれまではごはんとしての食べ方(粒食)が主流でしたが、最近はパンやケーキ、麺などに加工した新しい食べ方が注目されています。

米粉にはもち米から作った「白玉粉」「道明寺粉」、うるち米から作った「上新粉」などがあり、だんごやもち、羊かんなど和菓子やおかき、おせんべいなどに使われています。

パンなどに使われる米粉は、上新粉よりさらに粒子の細かい粉です。

製粉技術の発達で、粉にダメージを与えることなく微細粒粉の製造が可能となり、パンなどの製造か可能となりました。

米粉の原料

米粉は、原料となるお米によって性質が異なります。

パンやシフォンケーキには、「ミズホチカラ」や「笑みたわわ」で作られた米粉がおすすめです。

粒子が細かく、でん粉の損傷が少ないので、生地が重くなりにくく膨らみやすいです。

料理に小麦粉の代わりとして使用する場合も、粒子の細かい粉を使う方が良いでしょう。

その他、麺には「越のかおり」などが適しています。

用途によって適した品種が異なります。米粉を選ぶ時はパッケージをよく確認して、用途にあっているか確認しましょう。

米粉作ってみました

そんな米粉を自社で作ってみたいと思い、米作りから始めました。

原料となるお米は、ミズホチカラで弊社契約農家三重県伊賀市ツーライフ農園の北出さんにお願いして栽培しました。

もちろん、北出さんが栽培する伊賀コシヒカリや結びの神と同じ減農薬・減化学肥料栽培の特別栽培米です。

そんな安心・安全なお米を、明治10年創業の奈良県の粉源さんに依頼しました。

粉源さんは、米粉を知りつくした老舗メーカーさんです。

完成品がこちら。

パンやケーキ以外にも、料理にもご利用いただけます。

唐揚げは、小麦粉よりも油の吸収率が低いので、油こくなくサクサククリスピーな食感になります。

米粉100%でも美味しいですが、米粉と片栗粉を同量でブレンドした物の方が、私の好みでした。

他にも、お好み焼きやチジミなども、小麦粉で作る物とは異なる食感になるので、ぜひお試し下さい。

ホワイトソースやカレーのとろみづけにも。

栄養価も高い

グルテンフリー以外にも、米粉には小麦粉よりも優れた面があります。

食品に含まれるタンパク質の質を示す指標で、必須アミノ酸の含有バランスを数値化したものをアミノ酸スコアと言います。

100に近いほど良質なたんぱく質となります。米粉は65、小麦粉は41。

米粉の方が、アミノ酸のバランスが良く小麦粉よりも良質なたんぱく質を摂ることができます。

 

普段使っている小麦粉を米粉に置き換えるだけで、健康面でけではなく食料自給率にも貢献できます。

日本の食料安全保障の重要性が見直されている中、食糧の安定供給に向け国内で自給可能な主食である米や、米粉の消費拡大ってとても重要なことなのです。

 

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